ED治療薬が登場する前のいんぽ治療

根本的な治療薬がなかったいんぽ治療


バイアグラが登場するまで

1998年にバイアグラが誕生しました。この薬は、今まで効果的な治療薬がなかったいんぽ(ED)に対して確実に勃起を促すものとして、爆発的に流通することになります。いんぽにあまり詳しくない女性ですら、バイアグラが何の治療薬なのか知っているほど、この薬の知名度は高くなりました。

アナログ的な簡易検査

では、このバイアグラが登場するまでのいんぽ治療は、どのようなものが行われていたのでしょうか。まず、患者がいんぽがどうかを調べる簡易検査が必要でした。この簡易検査、AVを鑑賞してその時の反応を見るものや、寝るときに専用の機会をペニスに装着し、寝ているときや起きた時に勃起をするかどうかを測定するものなど、かなりアナログ的な方法で簡易検査が行われていたようです。この簡易検査を経て、患者がいんぽかどうかの結果を出していたと言われています。

補助器具で勃起を持続

簡易検査でいんぽと診断されると、主に3つの方法で治療が行われていました。一つ目は、陰茎に圧力をかけて陰茎の血流を活発にさせ、半ば強制的に勃起をさせます。その後、勃起した状態の陰茎の根元に補助リングを装着させ、勃起状態を維持させるというものです。

陰茎に直接注射

二つ目の方法は、陰茎に直接注射をして勃起させるというものです。血管を拡張する薬剤を陰茎の海綿体に注射し、血流を活発にさせて勃起を促すというものです。勃起させるたびに医師に注射を打ってもらわなければならず、激痛や精神的な苦痛も伴う治療法だと言えます。

手術で装置を埋め込む

最後に、手術で機械を埋め込み、勃起させるという手段があります。これは、他の治療法が効果を現さなかった場合の最終手段とも言えるものです。伸び縮みしない棒状のものを陰茎に埋め込み、常に陰茎が勃起をした状態につくりあげるものです。他にも、伸び縮みする棒状のものを陰茎に埋め込み、より実物に近い形で必要に応じて勃起をした状態につくりあげるものもあるようです。

根本的な治療ではない

バイアグラが登場するまでの主ないんぽ治療は上記の3つです。勃起をした状態をつくって補助器具で維持させる、陰茎に直接注射を打って勃起させる、棒状の器具を陰茎に埋め込んで勃起状態をつくる。いずれも陰茎が勃起した状態にはなっているものの、これがいんぽの根本的な治療法でないことは見ての通り明らかです。いんぽ治療とは、それだけ困難なものだということです。